「どう…して?」
ようやく発した声は、擦れていた。
「僕ときみは、一つの肉体を共有しているけど…肉体の主人は、あくまでも僕だからね。
きみが死ぬときであっても、僕さえいれば、こうはならないよ」
きみは、返事をしてくれない。
もう一押し、必要ということだろうか。
「僕ときみは、この體を通して常に一緒なんだ……離れることのできない、お互いがお互いの唯一無二の存在なんだよ………」
彼がいなくては、私は死んだらこうなってしまう…彼がいなければ、私はここにいなあ…彼が、いなけれ ば……。
顔から、さあっと血の気が引いていった。
ああ、きみのその顔は、本当に僕をそそってくれる……
堕ちていく、きみ。
「そう、僕がいなければ、きみは存在もできない…選択肢もないんだよ。
ねえ、僕がいて…うれしい、だろう…?」
ああ、彼は狂っている。
あのヒトもあいつも狂っていたけど、彼が一番狂っている。
To be continue.
完結「狂う」 ダーク :
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